京のいけず日記

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2007年07月16日(月) 軒下のぬくもり

このところ朝起きて、定時に会社へ行って、
家族バラバラの遅い夕食が終わったらトドのように眠る毎日。
相変わらず掛け持ち生活は続いているけれど仕事がキツイわけじゃない。
夢中になれないというか。満たされないのにそれを追おうとする気力すらない。
現実逃避する気にもなれないなんて… 困ったもんだ。


祇園祭りの宵山。池田屋じゃなくて二女の中3最後の試合を観に行ってきました。試合会場は私の母校。伊東甲子太郎ら御陵衛士のお役目にほんのちょっぴり関わりもある、木々に囲まれた静かないい所です。

大通りの時間貸しに車を入れ、駐車場から学校まで坂道を歩いて15分。観戦後、体育館の外へ出ると大粒の雨が。誰かが迎えに来てくれるわけでもなし、傘を買うにも近くにコンビニなし、あきらめて歩きだしたのです。


写真軒下づたいに歩けばいいやと。

そこで気が付きました。
軒下のある家が減ったこと。
あっても玄関や窓の下だけとか。


ビルや洋風家屋。無駄がなく構造的にも理に適ってる。
もしも我が家を立て直すとしたら、やっぱり今の建築だろうし。
そのくせ、…何だか優しくないんだなぁ、などと身勝手に。


さて試合結果。
1回戦は勝ち、2回戦、相手は強豪シード校、まるで試合にならないほどの負け試合も、帰路、娘から届いた「ありがとう」の短いメールにちょいと涙腺が。

もっと活躍した試合もいっぱいあったんだろな。
私が最初で最後に見た試合は… たぶん一番カッコ悪い背番号5の姿。
普段から頻繁に行けば、照れくさそうな誇らしげな姿も見られただろうに。
こちらこそ。今日はありがとう。


…などと。
珍しくお母さんらしきことをやっていた、その夜。
今宵は特別営業のとある所へダンナと行ってきました (^^ゞ あはは。

日付は変わり約三時間。夫婦揃って戦況はさんざん。
帰宅すると二女はとうの昔に就寝。塾から帰っていた長女に恐る恐る謝ると、
「祇園祭で遅くまで店やってたんやろ?」 何を今更という感じで。
ブーたれる気にもならないらしい。
いや、まぁ。ほら、ねっ。歳をとると子どもに還るといいますし。
歳ですよ ♪


Sako