ダンナは一瞬ギクッとしたが、しばらく間をおいたあとで
「…その心配はない」と苦笑して言った。
40年近く、一度もくるったことのない律儀な周期だけど。
たぶん来るべきものの前兆か…と打ち明けると、
その夜のダンナはやけに優しかった。
同情されている…と思った。
それでも、幾分、気を取り直し、
読書感想文でも一つ書いてやろうかと、本専用のBlog にアクセスしたら。
Blog Petの、う、梅玉のヤツ。
「魅力…終わっている…」って。
おぉっ 何てナイス・タイミングだ!
って。喜んでるバヤイとちゃうぞ。
なんだ。このヤロォ。
ご主人さまに向かって。
と。電脳のペット相手に遊んでいて、ふと…思った。
もしもダンナの思い当たらない方だとしたら…。
(そうだ。100%ないとは限らないもん (^-^;) …ありえねー)
今から、一から子育てのやり直しなんてぞっとするが。
一方で、もしも、この年で3人目が我が家にやってきたとしたら…。
きっと昔話のおじいさんと、おばあさんのように、宝物のようにして、
赤ん坊のほんの少しの時期を大事に見守ってやるんだろうなぁ。
育児書と首っぴきで、四角四面の神経質だった長女の子育て。
二度目の子育ては良い意味でいい加減にはなれたけれど、
それでも溢れる情報に振り回され、長女や余所の子と比べてしまった。
ほんの5年ほど前の私。
ひたすら子どもらから開放されて一人になりたい。仕事がしたい。
仕事で疲れたというダンナが羨ましかった。
育児を楽しむ余裕もなく、一度しかない娘達のその時々の表情をよく見てやることも出来なかった。悶々と、時間の自由が欲しいと願っていた。
今もまだ子育て中なのだけど。
もう一度、この手の中に赤ん坊の重みを感じることができたら…。
…いや、いや。ありえないから、のほほんと、こんなこと言えるんだろうな。
早くこいよ。月光仮面。
一体全体、おたくの体、どうなっちまったんだい?
医者は嫌いだもん。こい。
Sako