京のいけず日記

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2005年09月13日(火) 完済記念日

いつになくオッサン顔の二人

乾杯! お疲れさん。 
いつになくオッサン顔の二人。なんで生やねん。


本日、銀行から一本の電話がありました。
「長らくありがとうございました。住宅ローンが…云々。抵当権を…云々」
ローン完済のお知らせと、それに関わる手続きのご案内でした。

今年の初めに、ローンが9月で終わるね、と、ダンナと話していたのに、
すっかり忘れていました。

賃貸住まいの新婚当時は、0どころか、親の借金抱えてのマイナスのスタート。
5年後。同居云々、さんざん悩んだあげく、自分達で家を持とうと物件探し。
あるもの全て吐き出して、それでも残った巨額のローン。

もしも自分が死んだら、Sakoはローン返さなくてもいいんだから…。
などと、慰めにもならないことを、ダンナが言って笑ったんだっけ。

…自分が死んだら? …って、きれいなこと言うなよ。
そうそうきれいになんか、死ねないんだから。見よ、現実を。

などと、ブータラこいてました。心の中で。


お疲れさま。予定より早いゴール。よく頑張ったよね。

え??

終の棲家を探す? …ここじゃないのか、ダンナさま。

もう少し広くて「きれいな」家に引っ越したい?
…それは。私が家に居る限り、無理ちゅーもんです、子ども達。

だいたい。お義母さん、あのまま一人住まいさせておいて大丈夫なのか。
だいたい。ようやく終わったと思ったら、何なんだ、あんた達は。

いろんな意味で、今までの20年と、これからの20年は違うんやからね。
分かってんのかな、うちのダンナさま。

さて、さて。欲かき人生、これからの人生どうなるんでしょ。



…新選組ってね。やってきたことや、存在やら、きっとキャーキャー言ったり、
乙女チックに憧れるような、きれいなもんじゃなかったと思う。

煎じ詰めれば、出世欲、物欲、正義と名を借りた武力行使、己の力を試したいだけの自己顕示欲、そんなものの塊りじゃなかったのかなぁ。

特に他に守るべきもの、所帯など持とうとしなかった歳三さんなんか、そう思う。

でも。

最初は無名で、頼るべき後ろ盾もなく、財力もない。己以外に何もない。
そんな中、多くの隊士に仕事を与え、飯を食わせ、養い、体を張ってきた、
評価はどうあれ、信じる事を貫いて歴史に名を残した。
…それってやっぱり凄いと思う。

んーーと。名を残す…って事じゃなくて。えっと…。なんだ…? 
あまりにもストレートな、分かりやすい生きざまか。

いや。今日のところは…きっと所帯持って隊士達を食わせたとこかも…(笑)

ほんま。…なんで、こんな人ら、好きなんやろね。 未だ分かりましぇん。


Sako