京のいけず日記

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2005年09月09日(金) 元に戻す 絵画教室その2

絵画教室2回目。今日は鉛筆で、ポカリの缶をデッサンしました。


操作は元に戻せても、その一手は戻せないよ

歳三人形とPhotoShopのウインドウ


底から上まで真っ直ぐなコーヒー缶とはまた違って、ビミョーな曲線が難しい。
何となく見た「感じ」で描くのではなく、補助線を引くなりして歪みをなくす。
それならば、方眼紙のようにグリットを引き、指しで測ったように描けばいいや、というと、そういうものでもないらしい。図面や、設計図とは違うのだから。

…難しいなぁ。一本、線を描いては、…あ。ちゃうなぁ。
消しゴムを使って何度も描き直す。

元々、無器用で、物事に延々と没頭するタイプだけれど、だんだんと根気がなくなってくるのが分かる。ポカリ缶一つ、思うように描けやしない。

落書きなら簡単だ。こんな感じ。そんな感じ。あんな感じ。
歪んでようが、影が変な角度で付いていようが、人がどう思おうが。
自分がこれはポカリ缶だと思って描けば、ポカリ缶なのだ。(…そんな無茶な)

絵を描くのって、何となく、感覚、センス…というイメージがあるけれど。
センスとかいう前に、まず観察力と、根気と、何より体力が必要なんだなと思う。

描き直している途中で、何度、パソコンだったらなぁ。と思ったことか。
「Ctrl」+「Z」 左手の親指と、人差し指だけで、元に戻せる。
色を塗る。イメージじゃない。元に戻す。やり直す。何て簡単な操作だろう。
やり直すことが簡単だから、あまり考えない。緊張感も、集中力もない…。

ちょっと安易さに慣れすぎてしまったかなぁ。
来週は野菜なり、花なり、人形なり、好きなモチーフを持ってこいという。
私の歳三さんへの道(笑)は銀河系の彼方よりも遠そうです …(>_<)…


Sako