京のいけず日記

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2005年07月22日(金) 通勤絵日記 蝉

JRの駅近くで見つけたセミの抜け殻(わざわざ拾うか…)

せみの抜け殻


 先週の終わり頃だったか、オフィス街でもセミがうるさく鳴き出した。
 朝の通勤途中にセミの抜け殻を見つけ、
 殻が壊れないよう手の中にそっと握って、仕事場まで持って行った。

 それを見て「ギョエーッ」と目をむく女の子。
 「なんですか。それ」と私の顔を見て困ったように笑う男の人。
 「うーむ。これ(背中)真ん中からきれいに割れてますねえ」とコアな人。

 反応はそれぞれでした (^_^.)

 じつは、その前日、同じところの木の下でセミの抜け殻を見つけた。
 が。それは拾い上げると確かな重量があった。

 羽化できないまま落ちてしまったのだ。
 殻の中で死んでしまったのか。まだ眠っているのか…。

 そっと木の側に戻したが、遅かれ早かれ蟻に食われてしまうだろう。
 羽化できる可能性はないにしても、やっと出てきた地表で、
 もう一度、高根にしがみつかせてやれば良かった。

 深く土中にあって、ようやく季節を知り、短い寿命を精一杯歌う、セミ。
 夏の終わり。蟻にすっかり食われ空洞となったセミの死骸が転がる。
 うるさいのも、暑苦しいのも、今だけだ。


 
 …で。誰かさん達を真夏の蝉に例えてみた。 (なんでやねん \(◎o◎)/

【ミンミンゼミ】 ----- 近藤 勇  
 ミーーンミンミンミンミィーーー♪ この存在感。何たってあんたが大将!

【エゾゼミ】 ----- 土方 歳三
 赤い目。黒地にオレンジ色のW紋が美しいセミ。強くて美しい洒落男。

【ひぐらし】 ----- 山南 敬助 夕暮れ時。何となく物悲しい存在。

【ツクツク法師】 ----- 沖田 総司 
【ニイニイゼミ】 ----- 井上源三
【クマゼミ】 ----- 永倉 新八 / 原田左之助 / 斎藤 一 / 藤堂 平助
【アブラゼミ】 -----平隊士


Sako