京のいけず日記

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2005年07月13日(水) 癒しは140年前の祇園祭…

占出山の提灯錦小路室町東入るにある山、
占出山(別名鮎釣山)を示す提灯(烏丸通り)
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祇園祭の頃は雨も多く、ほんまに蒸し暑い。
今日も、夕方、次の仕事場へ移動中、
ポツンと雨が降ってきた。

明日から宵々々山、宵々山、宵山。
たくさんの人でにぎあうんだろうなぁ。

昨年、京都の祭りは見るだけでつまらない
とヌカシタ、パートナーの大阪人に、
金曜日あたりブラブラ歩こうかと誘われる。


 うーん。どうしようかな。今週、そんな元気があるかなぁ。

 コンチキチンのお囃子も聞きたいし、厄除けのちまきも買いたいけれど、

 早く帰ってひたすら眠りたい…。 体力温存最優先。 年やな。


 そや。年やで。…歳やで。…歳やん。…歳さん。 トシ!

 などと歩きながら元治元(1864)年の宵々山(宵山?)に思いをはせる。

 同じ土地。自分の足で距離を計る。


 約140年前の京都はどんな町だっただろう。

 こんな風に、やっぱり蒸し暑かったのかな。

 地球温暖化、アスファルトの照り返し、クーラーの外気熱に、排気ガス…。
 昔は土が吸収し、密度も低くて、今より過ごしやすかったかもしれないな。

 道の両側には、どんな町屋が建っていたろう。 
 山や鉾、団扇や、扇子を売る店、出店などはあったのかなぁ。

 
 一躍有名にした池田屋騒動。祇園祭の中、
 人だかりの中を血刀を下げ、壬生の屯所まで帰っていった新選組…。

 同じ人垣の中に居たならば、今とは違う良くない感情を抱いただろうか。

 それとも、やはり、隊列をいく一人の美男子に心惹かれていただろうか。


 そんな時代に。…あなたに会いたかったな。土方さん。


Sako