京のいけず日記

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2005年06月01日(水) メモリアル 2004.06.01 23:05 − 魂 −

母の最期の手
2004年6月1日 PM11:05 自宅にて 母 永眠 87歳 

魂はどこへ還るのか
それとも全て無に還るのか

私が帰った 2時間後
兄が来る 30分前
泊まる仕度をしに帰っていた姉が出直して来た 1時間前
母は 父と二人の時に静かに逝ってしまった

あと2時間遅ければ
あと30分、1時間、早ければ

悔やんでも せんのないこと

まもなく 母は骨となる
白い煙となって空へ昇っていく

変わりない姿に そんなつもりもなくて
帰り際、写した 母の最後の写真 

掌 

  (2004.6.1の日記より)



すみません。忙しい毎日の中で忘れたくないから、
エンピツの日記が続く限り、この日の日記を振り返ろうと決めました。


6月1日。
この一年で、私はどう変わったでしょうか。

何も変わらない。
何も得ない。
ただ毎日を追いかけている。

母を失ったというのに、うちひがれて泣く日々もなく
いつものように、いつもの時間の中に、埋もれている。

子ども達はこの一年で一つ成長し、私は一つ年を拾った。

生きるだけの一年。 いつか死ぬための一年。


Sako