京のいけず日記
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2005年04月30日(土) |
GWというのに土龍生活 |
土龍(もぐら) 著者:出久根達郎 講談社文庫 @571+税 表紙のイラストは南伸坊さん
本の整理をしていたら、頁も繰ったことのないような買ったままの状態の本。 …いわゆる、ツンドク本が何冊も出てきました。 この本もそんな一冊でした。
あれ。初めて読む作家さん。 何でこんな本があるんだろう…? 自分で買った本なのに、しばし考えてみる。
さては。いなせな兄さんの表紙絵に惹かれたかな。 それとも、時代背景だろうか。 黒船と地震に揺れる江戸の町、品川お台場が舞台だもんね。
読み始めると、簡潔な文章ですごく読みやすい。 さらに読み進むに連れ、穴掘りの謎は深まっていき、話に引き込まれる。
際立ったキャラクタが引っ張るような小説ではないけれど、 国太郎を始め、登場人物がきっちり描き分けられているのも気持ちがいい。
タイトルの「土龍」が、果たしてどういう意趣であったのか、 楽しみに読み進めています。読み終えたら、放棄状態のHPに載せよかな。
あ。思い出した。 「御書物同心日記」という本を読みたくて探していた作家さんでした。
。。。。 本は「土龍」で、生活もモグラ 。。。。。。
昨日から京都は夏のような暑さ。 西側に面した物干しからの陽射しが痛い。
体が季節の変わり目についていけないのか、体調不良で家に閉じこもり。 昨日は、買いものもダンナにお願いしたので、まさにモグラ生活。
貧血なのか、立って歩くとフラフラする。視点が定まらない。 サイダーの泡のようにシュワーと意識が頭のてっぺんに抜け、急降下。 冷や汗…。さむいも…。こりゃ、やばいかも。 畳に這いつくばるようにじっと伏せ、目をつぶっていると落ち着いてきた。
今朝もそんな感じだった。 「もう更年期障害と違うか? いっぺん医者に診てもらったら?」 と、心配半分、冷やかし半分、ダンナが言う。
そろそろ、そんな年やもんなぁ。 笑うな。男の更年期もあるんやで。もしもし。
GW最中の土曜日というのに、今日は夕方から職場のミーティング。
あーあぁ。仕事とはいえ、人に会うのは面倒くさい。 とはいえ、このまま土龍でいると、気分もますます萎えそうで…。
ええい。このまま、すっぴんでいくか。 …と、今日はそんな一日でした。
Sako
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