京のいけず日記

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2005年02月06日(日) Happy birthday & 北の零年

じゃん。今日は私のン回目の誕生日! Happy birthday♪

子どもが生まれてからは、毎年、子ども達の年齢だけ数えるから、ついつい自分の年を忘れてしまう。子どもが15歳になったなら、自分も15年プラスしなきゃいけないのに、そんなことは二の次の、あっという間の毎日だった。

あー。でも、忘れていても、きっちり年取るもんね。
自分でもこんな年になるなんて、子ども過ぎて幼稚すぎて信じられない…。
信じられないけれど、ここにちゃんと居るぞ。ともあれ、おめでとう。

 まじめにトヨエツを描こうと思ったのに…。。。例のごとく。

落書き映画「北の零年
観てきました。

監督は話題の行定勲。
主演は吉永小百合ですが、
私の興味は知る人ぞ知る
ただただ別のところに…。

それにしても
上映時間2時間48分は長い。
最初は泣かせのドラマ仕立てに、幾分、気がそがれていたのですが。

見てしまいました。最後まで。北海道開拓民の物語として…。

何と言ってもトヨエツがカッコ良かったです。
元会津藩士で五稜郭の残党。アイヌとして暮らし、和人をそっと見守り、馬で疾走する姿。最後は武士の姿に戻って、大切な人(吉永小百合)の為に新政府に反抗するんですが。

ほんとのところ、豊川悦司さん、線が細そうで、あんまり好きではなかったのです。ところが。え?北で闘う土方歳三をトヨエツで見てみたい、なんて…。案外いいかもしれない。瞼、重たそうで…、ねちこっそうに喋るし…。

渡辺兼はラストサムライとうって変わって、妻子を裏切る卑怯な男を好演。新政府の軍用馬徴収にやって来た渡辺に対して、開拓民が、一人、二人と立ち上がるシーンは、ラストサムライの逆バージョンを彷彿して少し笑えた。

石橋蓮司は相変わらずチャーミングでした。好きー♪
気になったのは「薬屋の倉蔵(歳三じゃないですよ)」という悪役が出てくるんですが、彼が、その後どうなったか…。武士の元妻であった加代と、ずっと夫婦でいられたんだろうか。人間臭くて、ちょっと気になる悪党でした。

それから気になったのは。新政府が軍用馬徴収をあきらめて帰ったあと、みんなが鍬を持って、私達の土地…と、荒れた畑を耕し始めます。それはそれで良いシーンなんですが(…ちょっとこの辺安易かなぁ。ま。ドラマだもんね)みんながみんな右向けば右向いて、百姓仕事に向いていない人はどうするんだろう、と何気に。いえ。誰かさんも逃げ出した一人ですから…。

生きることは、きっとHappyエンドも、その反対も、ないんでしょう。
時間は流れている。人は信じて生きるだけ。映画のあとでそう思いました。


ところで、知ってました?
夫婦50割引(どちらかが50歳以上なら入館料を割引してくれる)というキャンペーン。二人分で2,000円とめちゃ安かったですー♪
(…え?…もっと若い?そうですよね。そうでしょうとも。ハイ。…(T_T))

先日の「蕨野行」と、今回と、ダンナに付き合ってもらったから…、今度はダンナに付き合うかな。ホラー&SF 映画でも。

(…ほんとは一人でも良かったんだけどね。ナイショ)


Sako