京のいけず日記

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2004年07月25日(日) 父へのラブレター


Who are you?

誰かさんの顔

んー雑っ。(いつもです…)影つけるの難しい〜。
この頃、勉強が忙しいのか、お師匠の長女(中3)も相手してくれない…。(T_T)

あ。バガボンドの20巻買いました。早く連載始まらないかな。
娘二人は銀玉を読んでみ、という。なんじゃ、そりゃ忍玉なら知ってるけど。
読んでみて、理由が分かりました。親思いやの。うーん、まぁまぁ。


母の49日が過ぎた。
一人暮らしとなった父の日課は、週の大半は病院へ行き、
残りの半分は、自宅近くの老人クラブへ碁を打ちに通っている。

そうそう、そして阪神タイガースの試合のある時は、
TVや、ラジオを子守唄に、早々に眠ってしまっている。

土用のうしだったか、実家へ立ち寄った時に
「(姉のところも誘って)うなぎでも食べにいこうか?」と父が言った。

「どこへでも連れて行ってあげるけど、(お金)出すんはお父ちゃんやで」
案の定、ゲンキンな奴め。かなわんわ、と父は失笑した。

結局、姉も、私のところも、家族がそれぞれに忙しくて、お流れになった。

父ひとりがゆっくりとした時間の中に取り残されている。

「それやったら、自分達で喰ってこい」と
父は言い終わらないうちに財布を出そうとした。


…そうやないやろ。お父ちゃん。相変わらずやなぁ。

昔からいつもそうやった。
遊び人で、気ままな父は、気がむいたらお金をポンと出し、
それが男の家族サービスだと思っていたふしがある。

そのくせ、遊ぶ金に困っている時には、一円も家に入れなかった。

「ほら。行ってこい」

うちらだけで行ったて意味ないやんか。うなぎなんて、いつも食べてるで。

…なぁ。お父ちゃん。
お母ちゃんにおいて行かれて。淋しくはないか?

姉さん女房の母にはさんざん世話かけたな。
そやけど。最後は、一生懸命、お母ちゃんのこと世話してた。

そやし。もう。うちらに気使わんとき。
お金のうなったて、うちら兄弟でちゃんとみたげる。…たぶん。

そやし。若い頃みたいに自分のために遊びいな。気ままに使いや。
お金も、時間も。これからは。残された時間のために。

勝手気ままにしても、もう文句言う人も、おらんへんやろ。
元気でいてな。お父ちゃん。


Sako