京のいけず日記

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2004年05月20日(木) 合わさる手 (新選組!19回目の妄感)

☆日記読みヒトコト感想☆


たかが仕事、されど仕事。 責任背負って、対価を得るって大変。 大人がんばれッ! 
老体もがんばるぞ。 す、すみません。 お、おノロケになっちゃてましたか…?あはは。


--- ● 新選組!第19回目の妄想的感想 「通夜の日に」● ---

手を合わせる歳三さん
人の葬儀でさえも
己の欲の道具としてしまった土方。

私欲なく、無心に
手を合わすことが出来たのは
近藤の死以降、また彼自身
死ぬ直前だったろうか。

それとも生涯、神仏に祈るなど
よしとしなかった人だろうか。


思うことあって
心の中で手を合わせてみた。

定まらない。 未熟。


← 和・洋・現在…迷っていたら
  ちゃんぽんに。
  できそこないの私と同じ。


新しい演出家さんかな…?テロップを見て、まず気になった。

「人が亡くなる時は往々にして、急に天気が変わることがありましてね」
とつとつと話す源さんのセリフ。雨空を見上げる勇達の映像、雨音…。
冒頭、久の臨終シーン。撮り方が、映像がとてもきれいだった。

おっ。いつもと少し違うのか。…と、期待する。

続く、久と、左之助の対面シーン。伏線であった例の箒のモチーフは、
見え見えという感じがして (しつこかったので…) ちょっと萎えたが、
素の左之の表情など、いいシーンだったと思う。

うーん。滑り出しは良かったんだけどな。

「みなさん、がんばりましょう!」
小学生のような喋り口で、土方に顎で使われている近藤さん。
そんな勇さんになじめない私(好き嫌いの問題かも…)

誠実で、武骨、無器用、世話のかかる人ではあっても、
上に置いとかなきゃ、しょうがねえって、人、居ますよね?
土方から見た、近藤さん、そんな風かなと勝手に思ってるもんで…。

左之助をなぐさめるシーンでも、ここでお幸を登場させる意図はなに?
このシーンでちゃらかすことが必要だったの…?
正直、うっとおしい。
くすり、と笑えるシーンでも、だんだん笑えなくなってきたな…。

分きざみの挿入話。笑いも伏線も計算されて作られているはずなのに、
印象に残らない、読み捨て、散漫な印象を受けてしまうのは何で…?

おちゃらかしと思っていたら、お梅さんの蓮っ葉な悪女振り。

と思っていたら、おいおい関ケ原か…という、久坂の登場。

「通夜の日には…羽織ぐらい着てこいッ」
鴨さん、さすがに啖呵が一枚上ですね。

そして、先週に引き続き、怪しげな設定の斎藤さんの登場で。

小悪党、又三郎の2枚舌に、斎藤の表情が子どもっぽくっていいんだけど。
線香の寝ずの番。箒と同じく、線香が、小道具として浮いてる感じがした。

だから、斎藤さんの律儀さも、近藤さんの存在感も、優しさも、
今ひとつ感じられない。

最後は、ひでさんと、鴨との確執。
ひでさん、男装の方が、おぼこで可愛いな。す、すみません。

歳三さん、「おれとしたことが」って。
おぬし、ひでさんのことに気づかぬとは、らしくないぞ。

このあたり、峰隆一郎さんの「土方歳三」を思い出しました。
芹沢鴨に、女でも(腕でも)俺は負けてる…と悔しがる?歳三さんです。

涙目の沖田青年は、ひでさんと恋仲になるんでしょうか?
それより壬生寺の境内などで、子ども達と遊ぶ総司の姿が見たいな。

なんかね。
映像的にも、ドラマ的にも、近視的、つーか…。
もっと高みから、広く、遠視?的に撮ったものがあってもいいかな、と思う。

歳三と、その肩にもたれそうな、おねむの総司。
うふっ。落書きの種、うっかんだぁ♪ の 19回でした。次回に期待。


Sako