京のいけず日記
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2004年02月16日(月) |
カウントダウン (新選組!6回目の妄感) |
今週、仕事の打ち上げに、 花の先斗町へ繰り出そうと計画している。ルンルン♪
おっちゃんも、おばちゃんも、ねえちゃんも、にいちゃんも、 もう少しだ。がんばれっ。どうぞ良い就職先、仕事が見つかりますように。 …ったく、人ごとじゃないですぜ。
● 新選組!第6回目の妄想的感想 「ヒュースケン逃げろ」●
今週のタイトルが
まるで少年倶楽部に載っているような
痛快冒険小説のような
「ヒュースケン逃げろ」より
「井の中の蛙」
「されど空の高さを知る」
の方が良いんではと思ったのは、
私だけかなぁ??
川平ヒュースケン 対 カタブツ勇 & ナンパ歳三 +フケ新八
うーん、金もうけ合理主義、スケコマシ路線でゆくかー、山本歳三。 決して嫌やないよ。そやけど、 もう少し男の色気、厚みが欲しいなぁ(と、勝手に好みを言ってます) 京都でも、あの調子で相撲巡業に張りきるんではないじゃろかい。
「おまえ、ほんとは日本人だろ」
「お願いしまーす」(ちっともお願いしてないって)
ボソっ、ボソっ、と落としていくセリフが面白い。 下の子はとっても嬉しそうに笑う。ま、いいやね。
「この人、何の役?」と知っているくせに、毎回、 「ひ・じ・か・た・とし・ぞぉ」と、わざわざ私に言わせたがる。
そういや私が栗塚旭で土方を知ったのも小学生の頃だった。 「新選組!」は、後々までも彼女の印象に残る作品となるのかなぁ。 けだし疑問だー、と、ぼそっ。
刀の下げ緒が(面紐もやったね)律儀に赤やったけど、 土方といえば軍服の洋服代等に35両(うろ覚え、違ったか?) もともと着るもんにはこだわったちゅうし、 お洒落ちゅうか、この人やっぱ、自意識の人、ナルシスト。 うち、絶対、こんなタイプ嫌いなはずなんやけど…。 でも好きやねん。
にしても。やっぱりひっかかる。 「闇討ちは卑怯」 何ぬかしてんねん。新選組の十八番やろ。
ゆえに、結成後、その矛盾と苦悩にのたうちまわる? あぁ、近藤さんよ…
ちょっと待った。
どうも歳を取ると素直になれないらしい。 それとも、やっぱり「いけず」人なのか、我ながらヤな奴と思いつつ。
おちゃらけの時はいいんだけど、こういう場面で、 近藤も、永倉も、ヒュースケンも、 みんなが、みんな、清く、サワヤカ、生まじめ過ぎると、 その、…なんちゅうか、照れる。
もっと汚くていい。 ズルさや、しぶとさ、面の皮の厚さ、 そこに生きている人のドラマが見たい。
人は斬りたくはなかった。 土方にすべて任していた。 神輿にかつがれるのは疲れた。
自分の中に疑問に残っている流山のシーンも、 土方達を逃がす時間稼ぎなんて美談にするなよー。 増長した近藤を永倉達が告るところもぜひ織り込んでほしいな。
何だか今日はえらく皮肉な見かたしてるなぁ。 近藤さん好きやで。書体から感じるように裏表のない人物やったと思う。
そっか、ふでさんが、ツネさんを見る気持ちと一緒なんか。 まじめすぎて、正論で、きれい過ぎて、つい苛々してしまう。
★今週の好きなセリフ 山南「井伊大老がなぜ殺されたか分かりますか?」に対し 沖田が屈託なく即答した。 「悪い奴だから」 ここにきて藤原総司、フツーで、最初思ってたより goodです。
★今週のへぇ〜 井の中の蛙大海を知らず されど 空の高さを知る 恥ずかしながら、知らなかったなぁ、下の句、というか、言葉。
井の中…のニュアンスだけなら他の国でも同じような言葉がある。 わびさびのような下の句をつけくわえたのは日本人なの??
「されど 空の高さを知る」
この下の句(言葉)に 近藤や、土方、新選組の色々な思いが凝縮されているような気がします。 さすが三谷さん。ここは素直に。
Sako
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