へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 





回り道したところで

君に辿り着くための足跡一つ見つけられない

もしかしたら僕らは会えない運命なの?

酷く気弱な声で呟いた自分に腹が立ち

浴室の鏡を割った手に流れる血で

「さよなら」と壁に書きなぐった

誰のための「さよなら」かなんて考えてもいなかったが

今思うと

自分自身と一番別れたかったのだろう

笑いがこみ上げてくる

笑いが止まらない

こんな姿の僕を

未だに会ったことのない君は優しく抱きしめてくれますか?









2004年11月25日(木)
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