へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 サヨナラ





キミの唇が何かを伝えようと戦慄いている

涙で濡れた瞳を瞬かせ

必死で…必死でボクに伝えようとしている

察して立ち去ればもっと傷つかなくて済んだものを 

拙い期待感が両足を地面に縛り付け

キミの一言を求めさせる




掠れた涙声で

「サヨウナラ」と

唇が震えたとき

ボクは瞳を瞬かせ

震える体でその場に崩れ落ち

処女雪の積もる地面だけを噛み締めながら

無言で…










…泣いた…。











2002年12月11日(水)
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