亡くなったそうです。えー……15歳ぐらい。犬としては長生きな方だと思います。名前はライナーと言いました。由来は『ボルピィ物語』っていう本に出てくるボルピィ(小人みたいなもの)の一人の名前。
小学校に上がった年の秋、引っ越したしばらくあとに、うちに来た覚えがあります。最初の頃は室内に入れてました。 ミルクを飲んではお腹を壊し、床にしちゃったり、うっかり掃除し終わってないその上に私が寝そべっちゃって大騒ぎになったりした覚えがあります。
ある程度しっかりしてきてから、屋外へ出しましたね。 元々、引っ越す前に兎を飼ってた小さな小屋の周りに柵をつけて。 私の小さい頃使ってた布団をいれてやったら、すぐびりびりになって(笑)。
まだ私が小さい頃、正月に一人で散歩に連れてったら、引きの強さに負けて生垣に突っ込んじゃって大泣きしたり。 時々他所の雌犬のところに遊びに行っちゃって、行方不明になったり。結構色々騒がせてくれたね。 私は学校に行ってる時間が長かったり、最初に生垣に引っ張り込まれたのでしばらく散歩を敬遠してたりして、あんまりたくさん触れ合えたわけじゃないと思うし……そういう意味では、お父さんお母さんのほうがずっと仲良かったと思うけど、でもやっぱり家族だったし、兄弟みたいなもんでした。 よく、お互い名前も間違えられたよね。わかんなかったかもしれないけど。
……最後のほうは立ってるのも辛そうで、見てても苦しかったよ。 挨拶に行ったの、わかってくれたのかな。目もよく見えてなかったから、わからなかったかな。 何もしてやれなくてごめんね。
……おやすみライナー。お疲れさま。 お前のこれから行く先が、今までよりもっと幸せな場所であるように。 色々、ありがとう。おやすみなさい。
……日記になってないけど、今日は、ここまでで。
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