９月はいつも、大きな事件や事故が起こる気がする。
ダイアナさんが亡くなったのも９月だったし、歌舞伎町火災やアメリカ同時多発テロが起きたのも９月だった。

そして今日、新宿駅西口の路上で読売新聞の号外を配っていた。

政治や思想のことについて発言するのは、門外漢だし、感情論になってしまうから差し控えるけれど、私はアメリカ同時多発テロの時よりも衝撃を受けた。比べるのも不謹慎な話かもしれないけど。

日本人が亡くなるのはショックだ。他の国の人が亡くなるよりも。
世界に国境がないなんて嘘だと思う。外国で飛行機が落ちた時、ニュースキャスターが嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」と言うのも、しょうがないと思う。それが人間の性だ。少なくとも、私はしょうがないと思う。

初めて、アメリカの人たちの気持ちがわかった気がした。
罪を憎んで人を憎まないことなんて不可能だ。