| =HAGANE=というギルドに望むこと |
友人に誘われてROをはじめたβ2時代。 私はIrisでキャラを育てていました。 課金がスタートして、しばらくたったある時 IrisはPT・Wis・ギルドなどが正常に動かない期間が続き そのときの避難場所として、仲の良い半固定PTMだった人が別キャラを持っていると言う、 出来たばかりのSaraに他のメンバーとやってきました。 結局新しかったSara鯖はIrisより快適で、Irisからの移住を決め 私たちは連絡を取りやすいようにギルドを作りました。 Irisにいた頃は皆 ギルド未所属だったり、何かの趣味ギルドだったり、リアル友ギルドだったり 皆、別々だったギルド。 メッセもその頃は交換していなくて、 Wisにお友達登録して連絡を取り合っていたので ギルドが一緒になって、いつログインしても皆で話せてとても楽しかったです。
その当時から溜まり場は今のプレゼント商人下。 BOSSなんかは当然倒せなかったけど 人数が集まれば一緒に狩りに行ったり、時間の許す限り雑談をしたり。 ギルドはただ単に、お話をするための連絡ツールでした。
その後、Sara鯖の人が増えて 臨時で仲良くなった人、溜まり場でのオープン会話に飛び入り参加して意気投合した人 そんな人たちの横の繋がりでメンバーが増えて行きました。 以前は1PTで狩りが成り立つ人数だったものが 普段は複数に分けた方が楽しめる状況になり GvGが実装され いつしかギルドは、連絡ツールではなくなっていました。 人が増えることによって ギルドやゲームに求めるものへの考え方の温度差も生まれて…
でもそのときはまだ ギルドを一緒に作った全員がギルドメンバーであり、ギルドマスターでした。 皆、皆に求めたいこと、相談したいことがあれば 納得行くまで話し合ったり 時には喧嘩したりして、本音をぶつけ合っていました。 私は支援職で、誰とでも遊びやすかったのでマスターという肩書きは持っていたけれど 皆のそんな意見をまとめたり、雑用をすると言うぐらいが仕事でした。 そして、ギルドのカラーはだいぶ固まって行ったけれど ROはゲームであるがゆえ、 次第にリアルの事情だったり、飽きたりして 古参を含め、何人もが消えて行きました。
そして最近。 このギルドの骨組みを作ったと私が思っている古参の、最後の1人が引退して 私は最後のギルドマスターになりました。 ギルドは元気なときと、疲れているときがあります。 このギルドが元気だったときに、自分のギルドの愚痴や相談をよく持ってくる人たちがました。 その人たちは、自分のギルドマスターのふがいなさを罵ったり このギルドが羨ましいと言っていました。 私はそれを聞くと、 「何でこの人たちは、その不満を解決する為に何かしようと自分で考えないのだろうか?」 「考え付かないなら仲間に相談しないのだろうか?」 と、思いつつも 事情があって、強く希望した人は迎え入れたりもしました。 古い仲間が次々と消えていって GvGを中心に、色々なことが私に重く圧し掛かりプレッシャーをかけ 中堅時代のメンバーが数名、リアルの事情で休止が続き あの頃に比べて、このギルドは今疲れて元気がないと思います。 そんな時、自分のギルドの文句をいっていた人は 皆に何も相談なしに、また、元気なギルドへと移動しました。 これには、やっぱりなぁと思う反面、とてもガッカリしました。 私はギルドをROの中の「家」だと思っています。 帰れる溜まり場があって 起きるときも寝るときも(ログイン・ログアウト)挨拶が出来て 体験した出来事を話せる人たちがいて。 雨漏りを見つけたら、皆に報告して皆で修理できれば良いと思うし 壁の色を変えたくなったら、皆で話し合って塗りかえればいい。 だから不安なことがあったら、相談して欲しいし 現在のことで不満があったら、希望を述べてもらいたいと思います。 そんな風に考える私なので どんな理由であれ、ギルドを抜ける人が出るのはとても辛いことで 確かに相談されて、仕方ない理由があるときもあるけれど そうでない場合は 何でそんな風に使い捨て出来るのかなぁと とてもションボリしてしまいます。 そんなこんなで、最近ちょっと疲れています。 ずっと考えてみましたが 引退を考えるほど私はROに飽きていないし 今まで皆でLvを上げたギルドを壊すことはできない。 だからもうちょっとマスターを頑張って「家」を守ろうかなと思います。 現在残っているメンバーの中にも 創設期メンバーのように、ギルドを構成する全員で運営すると言う仕組みを 大事にしてくれている人もいます。 とても助かっています。 私は疲れてしまって、少々現在ガス欠気味で Gvも現場はお休みしてポタメインで参加させてもらっています。 それでも、前のように大勢でGvをしたいという意見が出れば 皆で話し合ってやっても良いと思っているし 出来る限りはお手伝いもしようと思っています。 対人は興味がないけれど、折角皆が同時に遊べる場所と時間ですので。
たかがゲームかもしれません。 でも私は文句や不平を心の中で述べるだけで何もしない人より 改善案を考えて、居場所を大切に育てる気持ちの有る仲間を望みます。
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2004年10月24日(日)
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