一人千リョ祭 |
いつも通る公園。 何気ない会話。 だけど今日は何か違う。 だって特別な日だから。
清純が俺を学校まで迎えに来てくれたので 今日も一緒に帰っていた。 いつものように公園のベンチに座って 清純が買ってきてくれたファンタを飲んで。 「じゃぁ、リョーマ君そろそろかえろっか?」 「うん。」 俺は立ちあがって空になったファンタの缶をゴミ箱に投げ入れた。 そして清純と手をつなぎ公園を後にして、 そのまま清純に家の前まで送ってもらう。 いつもと一緒。 清純の態度も。 俺が知らないとでも思ってるのかな? 「じゃぁね、リョーマ君。」 清純はそう言って俺の手を離す。 「清純!」 俺は背を向けてそのまま行ってしまおうとする清純の胸倉を勢い良く掴んだ。 そして…
チュッ
「HAPPY BIRTHDAY!清純!」 プレゼントのキスと一緒にそう言ってやった。 はっ…恥ずかしい。普段なら絶対しないであろう俺の行動にだろうか 清純は驚いた顔で、俺をみている。 そしてゆっくりと指を俺のキスした唇にあてる。 恥ずかしいよ…。 「リョーマ君…知ってたの?」 「うん。だって俺、清純の恋人だよ?」 普段絶対言わないからだろうか…なんだか自分で言ってて恥ずかしくなる。 きっと俺の顔はもう真っ赤だろう。 清純をみあげると顔には満面の笑み。 そして次の瞬間、俺に抱きついてきた。 ガバッ 「リョーマ君最高!大好きVVV」
11月25日 思ってもいなかった恋人からの誕生日プレゼントと 祝福の言葉で、俺は15年で1番幸せな誕生日を送った。
どうですか…突発キヨ誕生日SSです…。 勢い余って書きましたが、リョーマの一人称に撃沈…。(イタ!) でもでもでもキヨへの愛はたしかです! 誕生日おめでとうキヨ!!
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2002年11月25日(月)
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