夢三昧
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2003年12月20日(土) |
止まれない12人/ともだちが来た |
止まれない12人/全労済ホール スペース・ゼロ 14:00開演6列
当日券に並ぶといっても、スペース・ゼロは快適です。 屋外ではありませんし、座っていられるのですから。 食べたり飲んだりもできます(笑) それで、少し早めに並んでみました。 できれば少しでも良い席で観たかったので。 結局、想いが通じたのか、選んだ日時も良かったのか、ご招待用かと思われるとても観やすいお席をGET♪ 思わず飛び跳ねてしまいそうなほど嬉しかったです・・・。
それにしても、この面白さは何なのでしょうね〜(笑) くせになる・・・・・。 まさにそんな感じです。 お腹がよじれるほど笑う、、、というわけではなく・・・。 でも、じわじわとツボを刺激されまくり、たまにドカーーーンと波が来る!!かなぁ(笑)
わたしの第一の波は、後藤さんの登場でしょうか。 各国語と日本語まぜこぜにしゃべるから、何言っているのかわかりません〜(わかるけど・笑) その後の植本さんの自己紹介の「松本どんぐり」や、山内さんの登場も大波ですね。 ちなみにどんぐりくん、超可愛い〜です♪ そう、植本さんは子供の役なのです〜♪♪ 山内さんは呑んで酔っぱらって登場なのですが、その後酔いが冷めるとキャラが豹変するという強烈面白恐い役です! エチオピア国歌斉唱は、たまりません〜(爆) みなさん、外人さんですか〜??も、かなり大好きです! 楠見さんの登場での池田さんの「おまえ初めまして♪」も重要☆ 「モンゴイカ」ネタも好き〜〜〜! で、中盤はやっぱり久ヶ沢さん(キリヤマ隊長)登場でしょうね〜(爆) これ、大変です(笑)さしづめ、津波とでも呼んでおきましょう〜(爆) その後は少しずつ緊迫場面へと状況が変わるのですが。 緊迫場面のピークは、やっぱり小須田さんと関さんの激しいドイツ語のやり取りです。 ここは真面目に、一瞬演目が変わったのか?!?!と思うほどの空気が劇場内を包み込みます・・・(と、わたしは思うのですが) そんな中、その空気を一気に突き破ってくれるのが、楠見さんユウスケくん事件(爆) そう、楠見さんは男なのです〜(爆爆爆) そしてクライマックスで曽世さんテロリストの発覚と、隊長の大活躍!!!
とまあ、ざっと選んでもこれくらいの大波が数分毎に訪れるので、とにかく飽きることなど有り得ません。 本当に面白いし、本当にみなさんが天才的です☆
東京公演の後は、九州〜大阪〜広島公演有りです。 みなさま、機会がございましたら是非ご乗車を!! わたしも付いていきたいくらいです〜〜〜。
阿佐ヶ谷スパイダースプレゼンツ「ともだちが来た」/ザ・スズナリ 18:00開演D列
出演 私:長塚圭史 友:伊達暁 演出 中山祐一朗 作 鈴江俊郎
二人芝居です。 考えてみれば、今となってはの長塚さんと伊達さんの二人芝居とは、かなり貴重だし贅沢なような。 きのうきょうファンになったわたしが言うことでもありませんが(苦笑) でも、まさに贅沢さをひしひしと感じる舞台でした。 だって、スズナリですもの。小さいのですから! 6畳くらいしかないのですよ、畳にしたら(苦爆・8畳かな・・・) その部屋で、畳の部屋で(畳なのですよ・笑)、下宿で、、、青春の苦い何ページかの思い出と不思議な現実が行き来する、ちょっと切なくて哀しい物語。
蒸し暑い夏休みのある日、田舎から1週間かけて友が私の下宿に私をたずねて来ます。 自転車で。野宿しながらやっと。 私は普通に受け入れるのです。おう!よく来たなって。なんで自転車だよとは言うけど。 土足であがるなよとも言うけど。 友はちょっと様子が変。 でも、なぜ変なのかはすぐにはわからなくて。 なんとなく二人の雰囲気もぎこちないけど。 でも、ともだちなのかなって。 仲良かったのかなって、、、最初は思いました。
けど、友は死んでいました。 1週間前の友のお葬式の時のことを、私が友に話すのです。 お姉さんがきれいでびっくりしたって。
その後、友と私は別に仲良しではなかったことがわかります。 というか、友にはともだちはいなかったのかなということも、察することができます。 でも、友は私を訪ねて来たのです。 そして過去を振り返る私。 私の事情や言い訳と友の傷や痛みやが、小さな部屋いっぱいを暴れまくります。 長い別れ話・・・・・とだけ事前に知らされていましたが、まさかこんな話だったとは。
お二人とも、いかにも!の配役で、驚きました。 お稽古の最初に、一応反対の役での読み合わせもされたようなのですが、全員一致でこの配役になったとのこと、とても納得できました。
長塚さんは、この物語の核ともいえる高校時代の剣道部の部室での出来事を、一人芝居で大熱演。 軽さやいい加減さや情けなさもいい具合に感じられました。 でも、普通なのですよ。普通の高校生の男子・・・だったはず。 けど、友の死に心当たりがまったく無いわけでもないので、これというキメテはなくてもどこかうしろめたく、なんとなく何かに追い詰められ責められている・・・そんな落ち着かない一週間を過ごしていたのかもしれません。 けど逃げることは出来なくて・・・・・。無視することも出来なくて。 結局友を待っていたのかなと。
伊達さんは、多分この作品のために坊主になられたと思うのですが、相変わらずとても若く、もっと言えば幼く可愛らしくさえもありました。 でも、とてもステキで(笑)、かなり魅力的で、、、。 それなのに誰にも相手にされず、存在感も無かった友の雰囲気をどうしてこうまで上手く出せるのかと、ちょっと首をかしげてしまうほどでした。 それにしても、凄く鍛えられた身体なので、身体だけ観たらスポーツマンそのもの(笑) 長塚さんがどちらかというと背は高くてもスポーツマンタイプではないので、剣道の試合の場面だけは、どう考えても伊達さんのほうが上手そうにみえて仕方ありませんでした。 姿勢、構え、掛け声どれを取っても伊達さんは経験者、長塚さんは形だけ?!にみえたのですもの(苦笑)
伊達さんは、狭い畳の部屋を、自転車でグルグルこいでまわるのも上手でした。 長塚さんは、畳に裸足だったので足が傷だらけだったかもしれません。 開演前アナウンスは中山さんで、「わたしの演出の妨げになるので」携帯の電源は切るようにとおっしゃいました(笑) トミーさんはパンフ売場にいらっしゃって、とても役者さんとは思えない売りっぷりでした(笑笑)
スズナリは10年ぶりくらい・・・?! 全然変わっていなくて、自分が「ともだちが来た」みたいな気持ちになりました(意味不明・苦笑) 懐かしく、ほろ苦く、、甘酸っぱく、、、といったところです・・・(苦爆)
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