今年もお彼岸さんの頃となって、「暑さ寒さも彼岸まで」又は「奈良のお水取り」が終わったら暖たかい春が来ると昔の人は云わはったが、まぁ当たってる時もある。お彼岸というとお墓参りに持っていくお線香でちょっと思い出して・・・わたしは葉書や他の方々から知ったお悔やみや喪中のところに「お線香」を送っておくんですが、この「お線香」にも好みがありますが、わたしは前々ず〜と前の宇野千代さんがまだご健在やった頃から宇野千代さんのファンでして、あのポジティブで前向き天真爛漫の生き様が好きなんで・・・と、それで「お線香」もわたしの家でも使うてますが「宇野千代のお線香〜淡墨の桜(祈り)」を送るんです。この前お香が欲しくなり、また宇野千代さんの「宇野千代のお香(しあわせの香り)」を求めました。桜の香りというのか、何かほんとに優しい気持ちになる香りで・・・今のところこの香りが癒し・・・みたいな・・・なんですが、この「しあわせの香り」の箱の中に宇野千代さんの言葉が入ってたんで、もう一つ好きになりました。
「しあわせって　特別なものじゃないの、桜のようなものよ、また今年も桜に会えた、たったそれだけのことなのに、しあわせでしょう」と、「私にとって　桜は　幸福の花　(宇野千代)」と。　京都の桜は今年は例年より十二日早く開花したそうで・・・。