狛の日記...狛。

 

 

歌声 - 2005年12月30日(金)



バラバラに響く音に、
Rの周りの人たちが無条件に褒めたたえなかった理由が分かった。


不完全なままの音が拡がる空間は、
溜息が口から零れ落ちる程信じられなかった。

リュウの歌声に合わないリズムは、
それだけで外れた音に聴こえてしまうし、
それをまとめ上げようとするリュウの姿が少し痛かった。

音の上下やリズムを確かめるように、スタッフたちへと合図を送る仕種に、
リュウが歌声だけで全体を掌握できていない現実に、
多少なりとも動揺した自分に苦笑する。

声色は変わっていないのに、楽器に負けてしまうのは、
今回に限って言えば、
周りの音が巧く溶け合っていなっていなかったからだと想えてしまった。


そんな評価はえこ贔屓だと分かっているけど、

リュウの声が周りの音に掻き消されてしまうなんて、
今まで一度もなかったから。



酷く切なく感じた。



...



 

 

 

 

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