HIDEの日記
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2006年03月20日(月) 開戦3周年

今日でちょうどイラク戦争開戦から3年。あの日・・・。



2003年3月20日早朝(ヨルダン時間)

朝5時半、ヨルダンのアンマンのホテルの一室、自分の部屋の電話が鳴る。電話の相手は、ボス(山本芳幸氏)。一言「始まったよ。」と。開戦を予想して、前の日から部屋のテレビではCNNをつけっぱなしにしていたのだが、連日の難民受入準備で疲れて、いつの間にか寝てしまっていた。完全に目を覚ましたのを確認して、ボスからイラク国境の前線の事務所への車とドライバーの召集を頼まれる。

朝6時半。ホテルのビュッフェで朝食。先ほど電話してきたボスと同じテーブル。はし(フォーク)の進まない自分に対して、ボスは「緊張してるのか?」。そりゃ、緊張する、いや、正直怖い。この後何が起こるのか想像つかない。ヨルダンからに来てからの3週間はとにかくガムシャラに働いてきて、戦争とその後の混乱を考えているヒマはなかった。それが現実に。。。

朝8時、いつもより早めにオフィスに出て、ボスを送りだす。前線には同じポジションの相方や、数名のドクター、ナースもいる。彼らは、急いで難民キャンプ予定地(UNHCR管轄)でクリニックのテントを立て始めている頃だろうか。それから一日中、前線と連絡取って、不足している物を調達しにアンマンを駆け回り、それ以外はずっとオフィスのテレビの前に張り付いていた気がする。



この数日後、相方と前線勤務とアンマン勤務を交代し、その後8月末までほとんど前線での勤務、波瀾の日々になった。あの当時の難民たちは、今どうしてるんだろう。日本でのうのうと生活している自分に自己嫌悪。部活の追いコンだったけど、ブルー入ってしまった。早く免許取って、研修して一人前になって、また戻りたい。。。


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