あたしの一方的な我儘だからあなたは気にしなくていい。どうせ、これはあたしの嘘から始めたんだよ。だから、最後もあたしの嘘で終わらせよう。あなたの望むことを、あたしは何一つ叶えられないのだからあたしがあなたに慣れないうちに、あなたがあたしを知らないうちに、すべてを嘘で終わらせよう。ほら、これで「最初から無かったこと」に出来るでしょ?綺麗に終わる術なんて知らない。あたしの手はいつも汚れている。