行かないで、と言えたら どんなに楽になれただろう 搭乗口をくぐる君の背中を 必死の笑顔で見送って 「またね」 って手を振って 君の背中が見えているうちに あたしは背を向けて 其処から離れた 君が居なくなる瞬間を 見たくなかったから
行かないで、と言ったら 君はどんな顔をしたんだろう 君の前で素直に泣いたら 君はどんな反応をくれた?
困らせたくないのも本当の気持ち 行ってほしくないのも本当の気持ち
隣の席が空っぽのバスの中 どうしても堪えきれなくて 声を殺して隠れて泣いた
誰も居ない部屋に ひとりで帰ってきて 今 コレを書いている間も 涙が止まらない
寂しいよ… …寂しいよ
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