*未完成のお城*

2001年10月23日(火)  特別

あたしの中の『友達』『親友』には大きな差がある。
差…と言うと何か違うかもしれないのだけど、
例えば、もしもあの子が、あたしじゃ無い他の誰かとあたしの知らない処で一緒に遊んでいたところであたしは何の嫉妬も覚えない。っていうかあんまり気にならない。
でも、彼女があたしの知らない処であたしじゃ無い誰かと遊んでたら?と思うと、嫉妬(多分、嫉妬)でハラワタ煮えくり返りそうになる。
あたしの知らない彼女の時間が、赦せない。
でも、そんなこと言っててもあたしと彼女は別々の生活を送っているし、
生活スタイルだって全然違う。あたしの知らない彼女の友達なんて、
いっぱいいっぱい居る。そんなコト、知ってる。
でも。
…でも、なんだよねぇ…。(溜息)
こういう時、あたしって心狭いよな、って思う。
あたしだって、彼女が知らない友達は居るし、勿論隠し事だってある。
でも、彼女もそうだと思うのが、イヤ。
自分でも厭きれ返るくらい、コドモじみた独占欲。
彼女にも、同じように思われてたらイヤだろうって?
イヤなわけないじゃない。
独占されたい、と思う。独占したい、とも思う。
オカシイよなぁ。コレは恋愛感情じゃないのになぁ。
其れ(恋愛)に近い感覚で、彼女への執着を感じる。
中学の頃、友人関係がメタメタだった時、あたしは本気で
『アンタ以外の友達なんか要らない』って言った。
あの言葉は、今も言える。
でも、あれから7年経って、あたしも卑怯なオトナになって
不器用ながらも狭い友達関係作ってきた。
その友達も大事。
だけど…それでも…もしも何かあった時、
無条件で信じられるのは、
頼れるのは、
あの頃も今も、彼女だけだと思う。





誰かの特別になりたい。
『君だけは特別だよ』って言ってほしい。


あたしも彼女の『特別』だろうか?
そう、なれているだろうか。


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