広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2003年01月17日(金)  
  とぼけてる顔で実は がんばっている。 

頑張ってるように見られたいわけじゃないけどさ、
あまりに能天気に見られるのもどうなん?と思う今日この頃。

決算前の本棚卸でありました。
まあねえ、まともに帰るなんてことは無理だと思っていたけれど。

11:00には店にいて、帰宅したのは2:30。むーん、何時間いたんだべ。

ここんとこずーっと残業で深夜勤務、
時間外が多すぎると総務よりクレームがきましたが、
だって仕方がないじゃんか、終わらないんだもんよ。

バタバタと棚卸作業に追われる中、
同じグループの上司に今月末の試験のハナシをされる。

『どう?勉強してる?』

正直そんな余裕はないわよ。
自分の為の試験勉強なんて出来る余裕が今の私にあると思う?

『そんなん言い訳やん。』

『今の状態はアンタひとりが頑張ったところでどうにもならんよ。
 意地の悪い見方をするならば、
 アンタが頑張っているのはいいこぶってるだけやで。
 現状を変えたいと思うなら、試験に受かることや。
 試験に受かろうと思うなら、勉強するしかないんやで。』

『アンタが試験落ちたらみんな悲しむで。
 マネージャーのアンタに対する期待の度合はかなりなもんやし
 アンタを育てようとしてるのが端から見ててもよくわかる。
 周りのパートさん達もアンタを頼りにしてるやろ?
 ならそれに応える為にも試験絶対受からなあかんで。』

私の為を思って叱咤激励してくれてるのはわかるんだ。
彼なりの応援なんだって、わかるんだけどね。

頑張ってるさまがいいこぶっているようにしか見えないって。

頑張る事で今より良くなる事はなくても、
せめて今よりも悪くなる事がないのなら、
その努力は決して無駄じゃないよね?

激励してもらったのに素直にありがとうと言えない私は、
ひねくれ者じゃあないよねえ?

『姐さんあの男の言う事なんて
 軽くスルーしちゃったほうがイイですってば。』

そう言う若き同僚の方がよっぽど大人だなあ。

: 筆 : しおんとゆき  
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