超いまさらなのですが、『狐笛のかなた』(上橋菜穂子・著)読みました。 年末に文庫版を買って、積んでたやつを今日発見したのでw
とにかく、堪能しました。
やっぱり上橋先生はすごい!
文庫版の解説がまた、金原瑞人さん・宮部みゆきさんという豪華キャスト。 これもすごい。 特に金原さんの解説はファンタジーブームについても書かれていて面白かったです。
内容ですが、ラストシーンがかなり印象的でした。 全部解決、元通りの幸せでよかったね…。っていうのじゃないのです。 これは新しい。でも、ちゃんと納得できます。 むしろ、自分の人生におきかえて考えたとき、主人公の選択に勇気をもらえるんじゃないかと。
あと、やっぱりというか結局、野火萌えの玉緒ラブでした。 敵だけど情の濃いキャラに惹かれます。特に玉緒。お色気キャラ大好き。
うん、良い物語を読むと癒やされますね。 何かリセットされる気がします。 上橋作品は文章も世界観もどっしりと安心感があるので、癒やされ感もひとしおです。 イラストかきたくなりました。
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