せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2010年03月05日(金) |
リーディング「湯島の境内」稽古場見学 |
3月5日(金) 演出家協会主催の近代劇研究会のリーディング、泉鏡花「湯島の境内」の稽古を見学させてもらう。 演出は青井陽治さん。 久しぶりに行った西新宿の花伝社。中野坂上から下っていったら、青梅街道沿いの町並みががらりと変わっていてびっくり。 こんな大きな道やビルがあったっけ?と戸惑う。 稽古場で石原燃ちゃんと合流。 北川能功さんの早瀬主税がまっすぐですがすがしい。 女形でお蔦を演じる樋口さんも、新派の口調を真似るのではなく、ひたすらまっすぐにセリフを発しているのがいい。 青井さんが稽古の合間にセリフをしゃべる口調が、そのまま新派で、それを聞いているだけでもおもしろかった。 帰り道、青井さんとおしゃべりしながら、まっすぐに語られる鏡花のセリフがラシーヌのようですねと話す。 新宿までの長い道を芝居の話、鏡花の話をあれこれしながら。 初めて見た1986年の「天守物語」@日生劇場のことなどなど。 本番がとても楽しみ。
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