せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2006年02月08日(水) |
富士見丘小学校演劇授業 |
今日も3チームに別れての授業。前回の約束どおり、今日から立ち稽古だ。 先週につづいてふじみルームという、カーペット敷きのフリースペースになっている教室で。 声を出すということについての練習を少しやってから、台本に。声を出すことにだんだん慣れていってくれたらいいと思う。 冒頭の場面から始める。体育館の使い方の説明をして、歩きながらやってもらうが、ただ立って読んでいるだけになってしまう。最初に登場する4人の子ども達が小さく固まってしまう。それでも、しばらくやっているうちにだんだん「いかた」がわかってきたようで、いいかんじの距離感でいられるようになった。 読み合わせの段階で言ってきた、誰に話しているかということが、立ち稽古になると、とても大事になってくる。まだ、そのあたりが微妙なかんじのまま、とにかく進んでいく。 後半の登場人物、氷役のヒデキくん。この街を支配している人物だ。つい近くに寄って話してしまうので、「偉い人は遠くからでも命令できる」と話す。そのためにはどんな声が必要か考えてごらんと。 はじめはほんの1mほどだった距離を、教室のはしとはしに別れてやりとりしてもらう。その声がエイっと出たところで、今日はおしまい。 あと本番まで16日。その言葉に彼らよりも、僕の方がどぎまぎしてしまう。 来週の授業までにセリフを覚えてきてほしいと話す。この一週間が一番大変だけど、がんばってほしいと。 劇中歌の楽譜をいただく。こどもたちが書いた詞にこどもたちが曲をつけたもの。なかなかむずかしい、でもとてもいい曲だ。家で練習して、一緒に歌えるようにしておこうと楽譜を読む。
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