twilight shackles
枷夜(かや)



 本当は壊れたいんだ...。

何度か『ふたつめの扉』を開けることを経験し
普段とはまた違う自分に遭遇していますが
まだ完全に壊れてしまうまでには至らないのです。

覚えていることを前提で主様に使われる...
最近は本当に記憶が曖昧で、気が張りつめています。

本当に、忘れてしまいそうで不安で仕方ないのです。

だからまだ壊れるまではいけないのかもしれません。
おそらくは最後の...三つ目が開けば私が今
持っているような恐怖や不安、いとしさや淋しさなんて
それすら脱ぎ捨てているでしょう...
必要ないものは邪魔にしかならない...
からっぽにして、与えられるものを
残らずすべて受け入れる、ただ、それだけ...

私には邪魔なものが多いのです。
自分の意識に然り、環境に然り...
全てをなくすことは出来ません、当然なのですが
誰にも邪魔をされない環境で主様だけが御覧になる前で
三つ目の扉が開かれたその時は、そうありたいと願います。

次回の予定は来週土曜日です。

2006年02月24日(金)
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