今迄。そしてこれから。



 バクダッドカフェ



笑えるくらい同じシチュエーションで。

何回も目を開けそうになったけど、
気配が伝わって、
鼓動が伝わって、
なんだか可笑しくて。
されるがままになってあげた。

握る手は不安げで
こどものようだ。と思った。


いつも思う。
こどものように、甘えたがりで、
肩を抱く手は私のものじゃないのに、
まるで私が抱いてあげているみたいな気持ちになる。


笑えるくらい同じシチュエーションだったけど、
でもこの前とは違う。
希望かもしれないけど、少なくとも、
少なくとも、まだかわいらしさと気持ちが、感じられた。
無理やりじゃない。
ついばむような、遠慮がちな。

でも擦り付けてくる顔は、いとしかったんだ。


*
8日の夜。



2007年10月10日(水)
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