今迄。そしてこれから。



 泣いて泣いて泣いて泣いてかなしいね。



おそらくそうなるって思ってたんだ。
あ、やばいなって。
これ、みんながいなくなった後、大変なことになるって。


案の定。

案の定だった。


みんなが帰るっていうときになって
一人それで多摩で暮らしてる自分を想像して
かわらない日常で過ごす自分に
唐突に悲しくなって

涙が涙が涙が


いけないと思ってこらえて、
ぎりぎりだった。もう車に乗り込む所で限界で
見送った途端、号泣した。

声を上げて泣いた。
わんわん泣いた。

こわくて、さびしくて、気が狂いそうで。

呼吸がおかしくなるほど泣いたのは
本当に久しぶりだった。

少し落ち着いて、
でもやっぱりすぐ悲しくなって
また泣いて。
泣いて。
泣いて。
泣き叫んだ。


悲しみの波が渦巻いていて、
ただただ世界が悲しくて、
この部屋を出たかった。
そうしないと、狂うと思った。

本気でそのまま空港へ行こうと思った。
けれど姉のメールで少し落ち着いた。
くれば?
というメールに、
ああ、まだ行けないって思ってる自分がいることに気づいた。
まだ、まだそこにすがりついてなら
前みたいに暮らせるかもしれないと。

相変わらずまだ悲しい爆弾が心のどっかにあって、
自分でそれに着火しないかひやひやする。
気を抜けば、そこから哀しみがあふれ出して
涙がとまらない。

ひとりはつらい。
なんてつらい。


命が永遠ならいいのに、なんて
そんな残酷なことを考えてしまった。


*

欲しいときに欲しい言葉を本当にくれるんだ。
他人の前では泣けない私も
こんなに弱い。
偉大な力。
よく見てくれている、恋しくて
久しぶりに顔を見ただけで、涙がでた。
一緒にいれないことが残念で悔しくて。
もうただ、ただただ単純に恋しくて。

甘えていいだなんて、
ひさしぶりだったんだ。

気を使ってもらうのなんて、
ひさしぶりだったんだ。




東京に来てから、ずいぶん一人で泣いた。



*



2007年08月02日(木)
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