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■ どこまでもどこまでも、嗚呼。遠くとおく。とをく。
5月の雨上がり。 いい天気だった日の夕暮れは、 空気がきれいで、思わず深呼吸してしまう。 嬉しくて、そして。どことなく名残惜しくて。 悲しいような可笑しいような、変てこな気分になる。
町を、空を、全てを。 プルキニエ現象が、浄化していく。
青くなる体。 染まる体。
指先も腕も。 青色で彩られて、全て一緒だ。
きれいにみえた。 私も、なにもかも。 道路も川もコンビニも。 排気ガスをわんわん出すバイクも跳んだ綿毛も土のにおいも。
すべてが浄化されて。
一気に青い空気が全てを包む。
そうして 私は私を捨てて私になる。
もう、5月だ。
ふいになきそうになった。
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何も始まってないし、 何も終わらない色。
2007年05月07日(月)
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