2007年06月13日(水) |
もうひとつのエンディング |
VHSからDVDに移行し記録できる容量も増え、最近目に付くのが「もうひとつのエンディング」 つまり、劇場公開時とは違う結末が描かれているってやつです。 いや、これってアリなの?ナシなの?サービスなの?逃げなの?
うーん、これはナシであり逃げでしょう。いらないよ。 だったら見るなよって話ですが、いや、どうしたって見るでしょう。気になるよ。(どっちだよ)
大体その「もうひとつのエンディング」を見てみると「それは・・・ちょっと」って感じる率100%なのね。 つまり、最初っからそんなのいれないでよ。って話。 物語の結末を見た側に考えさせるのならまだしも、選ばせるってのがね・・・。
例えば、TV版「あしたのジョー2」。 最後、丈は死んだって人もいれば、とりあえず燃え尽きて、新しい自分のやりたいことを探す旅に出たって人もいる。 こういうあやふやな終わり方だけど、この終わり方がいいわけです。
例えば、「フランダースの犬」 もういやってほど「懐かしアニメ〜」で記憶に刷り込まれている名作ですけど、もしもこれに「もうひとつのエンディング」があったら。
大聖堂のルーベンスの絵を燃やして暖をとることで助かり、もののけ姫よろしくパトラッシュにまたがり、自分達を非難した村人達をみな××しにしたら、もう台無しでしょう?
やっぱり、プロの映像作家ならマルチエンディングで逃げないでほしい。
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