2004年04月05日(月) |
初めての女子ボクシング観戦2 |
さて試合。 ライカの試合を見たくて行ったんだけど この日はライカの試合は無し。 5月に世界タイトル戦があるのでインターバルを空けるということだろう。
以下の( )は所属ジム・団体。
第1試合 2分4回 櫻田由紀(Fギャラクシー) vs 岡裕美(デビュー戦・L-1) 第2試合 ミニフライ級トーナメント1回戦 2分4回 ×藤井巳幸(全日本女子プロレス)vs ○石山絵里(RED DEVIL KISS)
藤井選手は言わずとしれた全女のレスラー。 頭はつるつる坊主、上も下も白のウェア。 やっぱり応援に力入っちゃうよ〜。 私の隣にはアメージング・コングと前村沙紀(漢字不明)選手が。 うーん、藤井はねー、目つきはよかったんですよー。 いかにもプロレスラーです、っていう感じのすごい目つき。 構えというかスタイルもよかったんですよー。 でも、全くボクシングのリズムに乗れていなかった感じでした。 殆どパンチを出すことができなかった。 藤井というのは、レスラーとしては貧弱と言ってよい身体で 後輩にもどんどん追い抜かれている「弱いレスラー」の代表格。 でも、こうやって違うリングで違う格闘技に挑戦しているのを見ると 彼女が「強くなりたい」と真剣に思っているのが痛いほど伝わってくる。 今回は負けたけど、2:1の判定だったんだから、 もっと練習を積んで次をがんばってほしい。
第3試合 56kg契約4回戦 ○亜利弥’(F ギャラクシー) vs ×蓮沼奈香子(土浦スポーツ) 亜利弥’は以前、LLPWでプロレスやってた小山亜矢。 彼女がLLを辞めた後、ReーMIX(女子総合格闘技大会)に出た時の 試合を見て以来。 あの時には、プロレスの間合いがまだ抜けていなくて 相手に不用意に背中を見せるというミスをして負けた。 久しぶりにみる亜利弥’にあの時のことを思い出して 一抹の不安があったのだが、それを見事に払拭してくれた。 ノックアウトまではいかなかったけれど いいパンチをどんどん出していたし、何よりも前に出る姿勢。 相手選手は1ラウンド後のインタバルから椅子に座っていたが 亜利弥’は立ったままで、スタミナが十分あることを伺わせた。 (さすがに3ラウンド後には椅子に座ったが) 判定は3:0で文句なしの勝利。 いい顔してました!
(亜利弥’1人での画像は失敗してしまいました。申し訳ない!)
第4試合 ミニフライ級トーナメント1回戦 山田香子 vs 上村里子
第5試合 エキジビションマッチ 日本フライ級王者 八島有美(Fギャラクシー) vs 日本ミニフライ級王者 袖岡裕子(SPEED)
この試合からびしっと雰囲気が一変したのが ド素人の私にも分かった。 とてもエキジビションとは思えない、殺気の飛ぶ試合。 キャリアっていうのはすごいもんなんだなあ。 八島選手ってとっても美人。 でも互いにバンバン顔にパンチ入れていくからね、すごい根性だ。 (ジョシカクでは顔へのパンチ禁止という大会もある)
休憩時間を利用して・・・ エキジビに出場した2選手が残るリングにライカが登場。 八島・ライカは5月の世界タイトルマッチに出場するとのことで それへ向けての壮行会というか宣伝というか(笑)
ライカは試合の時の顔は怖いけど(by写真) とてもまじめなたたずまいの選手。 明るい茶色の髪に黒い綿シャツト、ジーンズ。 9月18日に京都での大会開催が決定していることについて聞かれ (ライカは京都の養護施設で3歳から18歳までを過ごした) 「京都での大会よりも今は目の前のタイトルマッチで 絶対勝つということしか頭にはない」と話していた。 ライカには確かにオーラがありますね。 今輝いていて更に昇っていこうとしている人間の持つオーラでしょう。
ライカ 八島 袖岡
セミファイナル 日本フライ級トーナメント1回戦2分6回戦 ○山口直子(山木ジム) vs ×須賀寿江(鴨川ジム)
やっと出ました、3回26秒ノックアウト勝ち。 ここまでずっと判定続きだったけど、やっぱりノックアウトっていうのは スカッとしますねー。やられる方はたまんないだろうけど。 山口選手はライカと同じジムの所属なので、 セコンドにはライカが付き、 インタバルではマウスピースを外したり、肩をもんだり、 水を飲ませたり、せっせと働いていた。 (決して自分の方が目立つのではなくて、徹底的に黒子として) ライカっていうのは現世界チャンピオンなんだよね。 それが上下の関係なく、他の選手のセコンドをやる。 こういうの、いいなあと思った。 そういえば、以前、プライドで桜庭が松井大二郎のセコンドに 付いたことがあったけど・・・ 男子の場合や他のスポーツでは当たり前のことなのかな? 女子プロレスでは考えられないシーンだけど。
メイン 57kg契約2分6回戦 日本バンタム級王者○マーベラス(SPEED) vs日本フェザー級4位 ×小八ヶ代真紀(山木ジム)
会場入口に張ってあったポスターにも パンフ500円の表紙にも一人だけ東南アジア系と思われる男性が ファイティングポーズをとっている写真が載っていた。 マーベラスという名前だった。 どうして男子ボクサーがいるの? まだボクサーの数が少ないからこういうミクストマッチもあるのかな? と思っていたが・・・・試合が始まったら・・・ やっぱり男にしか見えなかった。 それも東南アジア系というよりは、アンデスの民っていう感じで 麦藁帽子をかぶしてポンチョ着せてギター持たせれば Que Siga la Fiestaと歌い出しそうな雰囲気。 でも京都出身?大阪出身?とか言っていたから日本人だろうけど。 ま、性別ともに定かではないというミステリアスな選手。
で、このマーベラスが強い! ぜ〜〜〜ったいに後ろに引かないの。 燃える闘争本能というものを具現化したらこうなる、って感じ。 対戦相手は多分あの雰囲気だけで威圧感を受けちゃうんじゃないかな。 でも、小八ヶ代選手もノックアウト!っていう場面も何回かあったが 最終ラウンドまで持ち込んだのはすごいと思った。
いやあ、面白かった! 次回は5月23日(日)六本木ヴェルファーレで ライカの世界タイトルマッチ、八島vs柴田の日本タイトルマッチ。 こりゃあもう絶対に行かないわけにはいきません。
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