いっしょに暮らしていた母が3年前に脳梗塞で倒れてから、
私の生活が一転しました。
それまでは、食事の支度やお掃除、そして娘のこと。。すべて母にお任せ。
仕事三昧の私でした。
左半身に麻痺が残り、歩けなくなってしまった母。
食事の支度は？
まだ小さかったスバルのお稽古は？
初めて母がどれほどたいへんなことを引き受けてくれていたか、
頭が下がる思いでした。
最初は本当にたいへんでした。
慣れない母の介護、家のこと、スバルのこと、そして仕事。。
時間がない！！
でも、徹底的にやらなくちゃ気がすまない私。
とうとう『介護のことならまかせて！』というくらいまでに。。。
最近は、忙しい私、塾やお稽古で忙しいスバル。
なかなか、母の話相手になってあげられません。
もう少し同じくらいの年の方との交流があれば。。。
この夏、みんなで大決心をして、母は有料老人ホームで暮らすことになりました。
何箇所も見てまわり、場所は新百合ヶ丘に。
母がいちばんしあわせな時代を父といっしょにすごした場所です。
母の大好きな家があった場所。。。
近くには、お友達もいます。
新しくできたばかりの老人ホームはものすごくきれいで、
とても広く、同年代の方たちが母に話しかけてきます。
老人ホームで暮らすようになった母に会いに行ったとき、うれしそうに
こう言いました。
『みんなが私のこと、「ヒメ」ってよぶのよ！！』
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母のこと
