いつも、気持ちがとても安定していて、 すごくバランスが取れている生徒がいます。
その理由が知りたくて、ガイダンスのときに聞いてみました。
k子さんは教育者のご両親の元に育ちました。 たくさんの姉妹。 これだけ家族がいたら、たくさん問題が起こらないほうがおかしいくらい。
『母はどんな人にも分け隔てなくやさしく接しているのを見てきました。』 とK子さん。 又、将来を約束されていた大学の先生だった、お姉様が 事故で腰から下の感覚を失った時のお話をしてくれました。
『親不孝をお許し下さい。』というベッドの上のお姉様に 『お前にはまだ考える頭と、物を書ける手が残っているから だいじょうぶだ!』とお父様がおっしゃったそうです。
何かが起きるたびに、自分の両親がどう対処して行くのか、 どういう言葉を使って、どういう行動をとっていくのか、 K子さんはその過程を少女の頃からずっと見てきました。
冷静でいつも大きな愛情で家族を包んでくれるお父様と あたたかさにあふれたお母様。。 今でも、何か困ったことが起きた時、 「もし両親だったら、 何を言って、どうしてあげるのかしら。。」 と知らず知らず考えてしまうそうです。
こんなにすばらしい生き方を、自分の両親から学べることって、 最高のしあわせ!
私も日々、娘に見られていると思うと、心が引き締まります。
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