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2004年09月08日(水) ■ |
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今日は学校に行かなければならなかった。
病院実習報告会が明日なのであるが、そのための資料(聴衆全員に配るもの)をグループで提出するためである。
で、その提出は出来たものを(書いている文章を)その場で先生がチェックするという異例な状況であった。 (その先生であれば、やるであろうと予測されることなのではあるが。)
で、その提出の際、違うクラスにいる私と同じ歳の子(私と至った経緯の結論は同じで要は2浪してるってこと)が、友達と病院実習の感想を言い合っていた。
そして、こう言った。
「学校で習っていることはまるで役に立たないってよく分かった。」
は?
耳を疑った。
よくよく聞いていると、病院でカルテを見せていたいただくことが出来たようで、カルテを見て「わかる?」と病院の先生に聞かれたらしいのだけど、 その子の言い分としては、 「カルテは病院によって書式や様式などが違うんだからそんなこと言われてもわからない。大体、学校で栄養アセスメントの授業があっても、カルテを読む授業なんてないし。」などと言っているのだが、、、、
カルテが読めないってそんなの書式や様式が違うのは当たり前で、読めないって、そんなん、病院で働いてる訳じゃないんだし、最初は読めなくったって仕方ないし、大体、授業でそんなことをやるわけでなく、(ましてや管理栄養士専攻で。)私は、何か、ちょっと方向がずれているように思えた。
大体、まず、私たちは様々な疾患の病態や検査値、疾患ごとの食事療法を勉強し、今は臨床系の科目を勉強して、臨床系の知識を重ねていっている段階(臨床系の勉強の基礎を作っている段階)なのであって、カルテ以前に、そういうことを知っていれば良いわけで。そうであれば、病院の他職種の先生方の話を聞いていたってイメージがつかめるわけで。
管理栄養士としてやっていく上で、学校の勉強は土台の土台でしかないし、それだけで社会に出て十分働けるわけでないのなんかは当たり前のことであると思うし、その反面、その土台が出来てないと、話にもならないと思うのであるのだけれど。
学校で習った全部のことが自分のものになるように再構築できて、それが如何なく発揮できるようになるのは、働き始めてから結構かかると思う。時間的に。
栄養士って経験の積み重ねが何より重要だと思うし、一生勉強していくという姿勢がないとダメな気がするから、そんなすぐ簡単に、学校で習ったことが発揮できるのであれば誰も苦労してないと思うし。
どうも腑に落ちないなあという感じでした。
その子は実験も調理もてきぱき出来るっていう評判の子だから、なおさらは?何言ってるの?って感じで。
なんかがっかりした発言でした。
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