にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
真新しい墓を見ながら、この下についこの間まで 普通に話して 普通に食べて 普通に生きて いた人が眠っているんだなと思うと不思議な気持ちになりながら 納骨を終えたばかりの墓に水をかける。 風はすでに冷たくて、ああ、もう秋ではなく冬に入ったのだなと季節を知る。
骨まで入り込んだガンの痛みにモルヒネも効かず 自分でもう生きることはできないと知っていたと聞いた。 それでも痛みと戦いながら、身内に手紙を書き残した、 その内容を聞いてちょっと驚きもした。
心の痛みと体の痛みは どちらのほうが痛かったのだろう?
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