会社帰りに電車を待っていたら、謎のおバァさんに話し掛けられました。
最初はちょっと変わった日本語のイントネーションで、
「六本木に行くには霞ヶ関？こっち？」
というので「そうですよ｣と答えた。
で、電車に乗ると隣に座る。が、まぁ関係ないかと文庫本（毛沢東の私生活・下）
を読み出したのだが､いろいろ中国でも韓国でもなさそうなイントネーションで
電車が発達していていい、とか車は面倒、など話し掛けてくる。
さらに唐突に
「あなた髪染めないでください」
「は？」
「日本人の女の人8割が髪染めてる」
「はぁ」
「どうせ年取れば染めなきゃいけないのに。外人の真似しても顔違うし｣
「はぁ」
「世界中の人がもったいない言ってる｡黒髪折角綺麗デショ、ねぇほら」
「はぁ(ワタクシの髪はかなり痛みまくりなんですが）」
「あなたは染めないでね」

…スイマセン
10代の頃髪の毛真っ青に染めてたなんていえません。
スタジオ向かう途中小学生に「何星から来たの？｣といわれたこともあるくらいの。
だってパンクスだったんだもん。

話しているうちにアメリカ在住日本人ということが発覚。
「アメリカ人は老けるのが早い、肌汚い」
「はぁ」
「日本人は折角肌シルキーなのに早くから色塗ってもったいない」
「まぁそうですねぇ」（返事のバリエーション変えてみる）
「あなたはケショあんまりしないでね」

…すんません。
今日は呑みすぎて朝ぎりぎりだったからスッピンなんです。
しかも今コスメに嵌ってるんですが…

バァサンはこのままだと電車が機械の体がもらえる星につくまで
話しつづけそうでしたが、霞ヶ関で「つきましたよ!」というと
慌てて降りていきました。ふぅ。疲れちったよ｡

なぜか自分は昔から道などを聞かれやすい。
パリで金髪に道聞かれた時は「なぜ？」と思ったもんだ。
しかし道は聞いてもいいが説教は御免です。
だってパンクスだから＜定義間違ってる

にあ めるくれ！ HP「第8病棟」