にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
最後の一口の紅茶を飲み干して 席を立ってカーテンを開けたら 月が出てるんです 肘をついてるキミよ、 ワインを買いに行こう
最後の話を切り出せないのなら もう少し後にしてほしい いつもの二人を思い出せるまで 少しだけ歩きたい
それにしてもなんて遠くに聞こえる声 それなのにずっと見慣れた仕草に痺れてる きっかけを待つキミ
最後の話はどんな顔で聞けばいい? 男だって時には泣きたい気持 月は隠れているんです 馴れ合いさえなれずに ワインは冷えてる
もうドキドキだ、いっそ言葉の欠片を捜して それなのにどうして月は隠れているんだろう? きっかけを、待つ、キミ
コルクを抜く音よ、お願い 縺れた静けさを断ち切って ワインで唇を濡らしたら 冷めた心に火をつけて…
それにしてもなんて遠くに聞こえる声 それなのにずっと見慣れた仕草に痺れてる 先からずっとどうして月は隠れているんだろう? 手探りで今も心の欠片を集めている
きっかけを掴むキミ
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