本日は休日出勤。
まぁ、ある会の取材だったんだがその会自体は別に面白いこともなく｡

たまたまこの会場がうちの祖母（母方）の近所だったので、
仕事終了後の夕方、足を伸ばして墓参りに行ってみた｡

母親も働いており、かなりのバァちゃんコだったわしは
子供の頃、いつもバァちゃんの家で夜中まで遊んでいた。
バァちゃんははっきりした人で、
孫にも甘いだけではなく、例えば何かを選ぶとき
「どっちでもいい」というと「じゃあどっちも大していらないということだ｣
と却下してしまうような人であった。
またあるとき、「梅酒の青梅は毒だから」といわれたわしが、
梅食べなければ…と酒の方を飲み干したときも
心配はしたが何ともないとわかると、笑って
「酒飲みになるわな｣と怒りもしない人でもあった。
（しかし我ながらそんな小学生はどうかと思うが）

だから墓参りをすると、もう天に召されて10年以上経つのに
まだじんわりと悲しくなってしまった。
墓参りに行くまでは「バァちゃんにお願いごとでもすっかな｣
みたいに不純な感じだったのに、実際行ったら
「ああ、旧盆からはずれたけどこれてよかったな｣
となんだかほんわりした気分になり、
なぜか親孝行する気になってオヤジに飯をおごってやることになった。

行ったのは元はに〜とよく行っていたイタメシ屋。
ヤツと別れてからかなり行ってなかったのだが、
そこのママさんはよく覚えていて、味も相変わらず旨かった｡
なんだか景色がセピアに見えるような、ノスタルジックな一日だったなぁ。

にあ めるくれ！ HP「第8病棟」