にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
2002年09月17日(火) |
使い切れてないLIFE |
死ぬ前って走馬灯のように自分の人生が思い出されるというが、 死んでしまった人のことも走馬灯のように思い出すことがある。
そう、今でも明確に思い出せる今はいない「ヤツ」の表情。
新しいスネアを買った時の嬉しそうな顔、 わしに言い負かされたときの拗ねたような顔、 隙を見てイチゴを取っていったときの子供のような顔、 史郎とわしが大喧嘩した時の心配そうな顔。
会えるものなら、言いたいことはたくさんある。 「がんばり過ぎなくてよかったのに。 でもそういう風にがんばってる姿かっこよかった。 また一緒に演ろう、それまでゆっくり休んでいてね」
もうじきヤツが亡くなって15年。 最後まで意地を張り通したSCの誇るべきDr。 時が経つのなんてあっという間で、 いつかこうした記憶も薄れていくのだろうか。 それでも今はまだ、切なくなるけど。 「キミにはもったいない、他の誰かに上げたいよ」 といわれないような日々の生き方せんといかんな。
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