にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
2002年06月09日(日) |
man ray写真展@東急bunkamura |
マン・レイはわしがかなり好きなアーティストで、 特にレイヨグラフで撮った写真と「ガラスの涙」がお気に入りだった。 今回の展示会はなので前から目をつけており、農水省生協でチケット購入済み。 そういえばフランスをぶらぶらしていた時、 ニースの現代美術館で彼の作品にふれて以来だ。 そのときは彼が作った作品、絵、被写体にしたものも展示されていたりした。 だが今回は完全に写真だけ。
マン・レイは自分は写真家ではない、といい続けていた。 「写真は芸術ではない」ダダイスト的な逆説発言も有名で、 その表題で写真集まで出している。こういうヒネタとこが共感できるんだよねぇ。 意図的に極端な露出による画像の明暗の反転現象を巧みに利用した 「ソラリゼーション」や、日光写真のような「レイヨグラフ」、 これらは人物写真でそのヒトに興味なくても 部屋に飾りたくなるようなものがある。 わしはリーミラーのソラリゼーション、ガラスの涙、アングルのヴァイオリン(キキ)等が見られたのが嬉しかった(これらも一度見てるんですが)。 コクトーの写真があり、その作品にたがわぬ表情にひきつけられる。 あと個人的には「TVの前のウッドドール夫妻」がかなり欲しい!という感じで、 はがきになってたら…と期待したがやはしなかった。 風景写真はへた、というか面白みないね。 これを最後の方に持ってきたのは展示の順番としては失敗でしょう。 自分の愛するヒトをずっと歴代収めているのも、なんとも。 でも写真から愛情が伝わってくる。 最後のジュリエットとの年齢差はすごいよなぁ、老いてますます…イヤイヤ。 しかし写真多すぎ(笑)なので最後の方すこ〜し飽きてしまった。 それと関連グッズ売り場のはがきだが、選ぶセンスなさ過ぎ。 はがき欲しかったんだが、そそられるのはなかった。 デミタスカップは欲しかったけど、値段で検討中(<まだ検討してるんか?!)
あ〜フランス行きてぇ〜!!フランス行きたい病がまた出てしまったよ。ふぅ。
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