モリハルゆ記

2010年02月04日(木) 雪だ

 三田明に似ていると巷間噂されていた頃のモリハル(小学校のときだね)は、雪降るのが楽しみだった。東京なんでいつも大して降らず、雪だるまの表面は泥だらけだった。

 私をスキーに連れてってと誰かに言われないかなと期待してた頃のモリハル(大学のときだね)は、新聞に掲載される降雪量を絶えず気にしてた。プルークボーゲンしかできなかったんだけどね。

 夕方に近づくと今夜のオカズに悩み、食材ストックの記憶を探るようになった頃のモリハル(今現在のことだね)は、東京の道が雪に覆われるのを待ち望んでた。愛車の“921子”にスタッドレスタイヤ(注)装着したから、その性能試したいのなんのって!

(注:積雪路や凍結路などを走行するために開発されたタイヤ)

 「東京の道ならスタッドレスタイヤだけで全く問題ないですね」と、ディーラー営業マンの頼もしい言葉を受けてたもんで、それを実感したくてしょうがなかった。

 2月1日月曜夜の降雪時は酒呑んでおり「明日朝早起きして仕事前にちょこっと車走らせるか」とたくらんでいたら、「そんなことして事故とかしたらバカらしいからやめなさい」と、モリハル奥さんに言われてしまった。素晴らしい計画をポイッと捨てられたのだが、昨夜、ついにキタァ〜♪

 



 昨夜、埼玉のお袋宅へ行って晩御飯を一緒に食べた。9時過ぎ、杉並のモリハル宅へ戻ろうとドアを開けると、夜空から灰のようなモノがヒラヒラと舞い降りてくるではないか。「ヤッタァ〜♪」

 ボディカラーブラックの“921子”は、ツートンカラーになってモリハルの戻りを待っていた。スタッドレスタイヤは初めての経験で嬉々としている。雪降っているときって静かだから、そんな気持ちが伝わってきた。

 埼玉から東京に向かううち、雪からみぞれに変わってきた。だからスタッドレスタイヤの性能うんぬんは結局分からなかったが、運転していて安心感あったよ。次は雪国を“921子”に味あわせてあげようっと。「好きよ〜貴方ぁ〜今でも〜いまでぇ〜も〜♪」


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