10月3日土曜の朝起床したら、2016年オリンピックの開催がリオデジャネイロに決定していて、外は晴れてるじゃないか。前日寝床に着くまで、オリンピック開催は東京で、翌日の天気は雨だと思ってた。テレビで、「東京の開催、期待していいんじゃないですか！」というコメントしているキャスターいたし、「前線の影響で午前中は雨、午後から晴れ間がのぞくでしょう」という気象予報士がいたから、モリハルその言葉信じてたよ。まったく！

　とにかく2016年なんかのことより2009年10月3日のことだ。娘の唯ちゃんが通う保育園で運動会が予定通りに行われる。モリハルは父母の会会長として、新日本プロレスのTシャツ着て無印のスウェットパンツはいて挨拶しなくちゃならん。

　ちいちゃい園児組から競技というか演技が始まったのだが、開始から30分くらいで天気予報どおりの雨模様になってきた。「オイこら！じゃあ2016年のオリンピックは東京なんだな」と毒づいたものの、一向に雨が止む気配が無い。

　「乳児組の競技が終わったこの時点で今日は中止にして、幼児組の競技は明日あらためて行いたいと思います」園長先生が他の先生と協議した結果をマイクに流す。

　「土曜日、娘の運動会なんで日曜の朝伺います。だけど、もし土曜日雨だったら運動会順延で日曜になるんで土曜の朝行きますね。」というフレキシブルアポイントをお客さまと結んでいた。さすがに「両日とも運動会になってしまったんで、月曜の朝伺います」というわけにはいかなかった。

　2009年秋の運動会、モリハルは新日本プロレス風挨拶だけで終わってしまった。幼児組である唯ちゃんの競技は、奥さんが撮影したビデオでちょこっと観た。しょうがないよな。モリハルは猛烈ビジネスマンだし。

「トオちゃん、シゴトしろ！ユイちゃん、カアちゃんいるからダイジョウブ！」