先週義父が亡くなった。享年76歳、娘の唯ちゃんが大好きだったお爺ちゃん、まだまだ逝くには早いよな。モリハルの実父は69歳で、生き様に憧れてた叔父さんは63歳で他界した。小学校の悪友は昨年50歳で亡くなり、高校の同窓は47歳で天に召された。みんな男性だよ。自分のことも考えちゃうな。人間、死ぬために生きているんだって、誰か言ってたなぁ。
今日、モリハル家のお寺に行ってきた。色々聞きたいことあってね。親父が他界したとき31歳のモリハルが喪主をやり、葬儀会社との交渉とか、お寺の手配とかを、何がなんだかワカラン状況で行った。よって、死のセレモニーを濃厚に体験したのだが、スマン親父、喉元過ぎるとどうも忘れちゃうね。
「檀家さんでらっしゃいますよ」モリハルがご住職に「ところでウチは檀家という立場なんですか?」と質問したら、こうご回答いただいた。モリハルのイメージで『檀家』は、お彼岸とか法事のときにお坊さんがスクーターで家までやって来てくれ、それに見合うお布施をお渡しし、年に何回かお寺で掃除とかの奉仕をして、って感じで、とにかく家族とお寺がドップリお付合いしているもんだと思ってた。
「浄土真宗はやわらかいんですよ。私も坊主ではなく髪の毛ありますからね」肉食べたり、結婚もできるそうだ。なるほど、目の前にいるご住職のお父様が、モリハル父の時のご住職だった。仏教も色々な教えがあるんだな。親父の葬儀の際、先代ご住職のお話しで同じ感想をもった記憶が蘇ってきた。
せっかくお寺に行ったので、モリハル家のご先祖様に線香を上げてきた。3週間後のお彼岸のときにはごった返すであろう墓地は閑散としてた。いずれここに入るのだから、浄土真宗のこととか、お寺のこと、生前に理解しておいた方がいいんだろうな。向こうの世界に行ってまで親父とかご先祖様に「勉強しろっ!」って言われるのイヤだからね。ご先祖様、その際にはよろしくです!
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