モリハルゆ記

2009年05月20日(水) 親孝行

 「コピーの撮り方わからないから来てほしい」という母親のリクエストがきたので、実家に行った。



 先日TVで放送された、オダギリジョー主演『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を観て、モリハルは本当に親不孝だと思った。あれはリリー・フランキーの私小説っぽいけど、彼は母親のみならず父親にまでも優しく接している。ま、彼ほどお金を無心していないと思うけど、彼の方が圧倒的に母親想いだよなぁ。

 モリハルの母親は、昭和4年生まれの齢80歳。埼玉県富士見市に一人で暮らしている。バカ息子が2浪して大学入ったら喜んだし、甲斐性無し息子が前妻と別居したら実家での同居を喜んだし、中年息子が再婚して孫娘がまた生まれたときも喜んだ。しいて言えば、最後の喜びは親孝行かもしれんが、それ以外は親孝行とは言えんよな。

 「定額給付金の請求書に銀行通帳のコピー添付しなくちゃならないんだよ」確かにコンビニのコピー機って操作が難しいと思う。お金入れて、白黒コピー選択、A4サイズ選択、片面コピー選択して、スタートボタンだからねぇ。「お任せあれい、鉄アレイ、スグ行くよ!」

 ついでに役所へ行って、固定資産税を払ってきた。実家に戻ると、コピー代と駐車料金の110円を握らされ、モリハルが母親との昼飯にと買っていった惣菜代(1,500円くらい)プラス今回のお礼ということで6,000円渡された。「これ食べなさい」とワカメ1kg、「これで鼻かみなさい」とポケットティシュー10袋入り、「これ読みなさい」と週間文春・新潮の先週号も渡された。

 純粋の親孝行って、なかなか出来ないもんだ・・・


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モリハル [MAIL]

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