モリハルゆ記

2009年03月12日(木) LOVE! シモキタ ♪

 下北沢のライブハウス『ガレージ』に、知人達のグループがトリを演るというので行ってきた。



 インディーズ・デビューを目指している、ソロミュージシャン1名、3〜4人組みグループが3組だったけど、みんな20歳代かな?ものすごく演奏技術があった。それぞれ4曲ずつ演奏したんだけど、すべてオリジナル曲。「では、次にチューリップの心の旅を演ります」なんてのは、下北沢のライブハウスではご法度なのかもしれない。

 知人が言うには、「ライブハウスで演るためには、オーディションあるんすよ」だそうだ。デモテープかDVDを渡して、ライブハウス側の基準をクリアしたものが出演できる。そして、下手なモンから先に出演する順番が決められ、2,000円+ワンドリンク500円のチケット20枚を捌くのがノルマとして課せられるらしい。ノルマ+お客さんの盛り上がり次第で、次の出演が決まり、常連ミュージシャンとして認知され、ファンができてインディーズ・デビューとなる。イヤハヤ芸の道は厳しい・・・

 先月渋谷で立ちっ放し3時間半の四畳半フォークを仕切った同じ歳の友達と一緒に観に行ったんだけど、彼曰く「演奏するので精一杯、お客さんとの一体感が無い、PA(ライブハウスのスタッフ)の操作悪いからボーカルの声が聞こえない!」だった。一刀両断!モリハルは「みんな巧いなぁ〜!」と感心してたんだけどね。

 ライブ後、四畳半フォーク友達と下北沢を散策し、「ここだな」と、ビビッきたBarに飛び込んだ。1階と2階が沖縄料理店の3階にあるBarで、ジューク・ボックスとピンボール・マシンがある米軍基地の近くにある店という雰囲気だった。カウンターの向こう側には泡盛がズラッと並び、その後ろに立っている30歳くらいのマスターがオーダーを受け、彼の後ろにはレコードが大量に並んでた。店内に流れる曲はCDではなく、超アナログな音質の、1950〜80年代の曲が流れていた。



 「じゃあ次は、ボズ・スキャッグスの“We're All Alone”ね」とリクエストすると、実際は29歳だったマスターが大量のレコードの中から、いともたやすくボズ・スキャッグスのLPを抜き出して、ターンテーブルに載せてくれる。マスターはこの店に就職したとき、ストックされているレコードの曲、まったく知らなかったそうだ。そりゃそうだ、ほとんど生まれる以前の曲だからね。

 「CCRとかミッシェル・ポルナレフっていいですよね。ボク最近の曲、まったくわからないんですよ」あんたは、いい趣味してるぞ!

 「この店は'50年代から'80年代の洋楽レコード専門ですけど、駅近くにある姉妹店は、同じ時代の邦楽レコード専門なんですよ♪」次ソコに行こうと、四畳半フォーク友達が叫んだ!

 若者専門の街だと思っていたシモキタ!イヤイヤ、オッちゃんにも十分楽しめる所だ!今の曲と比べると演奏技術はそうでもないかもしれないが、昔の曲は心をギュッと摑むぞ!そんな喜びを享受できるのもシモキタだ!ナツメロを喜ぶ年代になったってことなんだけどね♪

  


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