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2008年12月21日(日) ことばはいつでもすてき


ともだち(シンガー)に連れられて、このひとのライブに行ってきた。
そうとう良かった。この曲には泣かされた。



客層がすごく一定の人種…というかんじで、なんだかぼんやり付いていった自分とドラマーは浮いているような気がした。

<客層はこんな人たちなんじゃないかという偏見>
・前世は草食動物
・来世も草食動物
・豆乳が好き
・玄米が好き
・ニット帽が好き
・チュニックが好き
・マチュピチュに関心がある

帰りがけには小田さん手製のクッキーまでいただいてしまった。男の手作りクッキーなんて初めて食べたよ…。おいしかった。


そのあと飲みに行ったらひさしぶりに3人でゆっくり話せて、とてもいい雰囲気だった。ちなみに私は旅の出発前にシンガーから「一緒に音楽やろう」プロポーズをうけており、ドラマーも「3人で音楽できたらよいね!」という話をシンガーから散々されていたのですが、帰ってきてからいっこうにシンガーからその話をされる気配がなく、ふたりで「あの話はどこに消えたのだろう…」と訝しんでました。
そこで思い切って、雰囲気に乗じて、あの話はどうなったのか、と思い切って聞いてみたわけです。そしたらシンガーが黙ってしまって、バンドの話し合いにつきものの恐怖の気まずい沈黙が流れ、30分くらいかかってやっと話しだしたと思ったら、「私は孤独を感じた」「私の気持ちは言葉じゃ伝えられない…」などとまったく要領を得ない電波発言ばかり繰り返し、それに短気な私はブッチーンときて、いろいろとひどい暴言も吐いてしまった。ちょっと反省している。
まー要するに私が不在の間になんかひとりで思い詰めて「もうひとりでやるしかない」と決意してしまったためにもう誰かと一緒にやることは考えられなくなってしまったそうだ。いつの間に気が変わったのか、ほんとに…人の気持ちも考えろ…。シンガーがひとりで暴走して結論出して鬱になる、のはこれが初めてではないのだけど、自分がこんなに巻き込まれたのは初めてだな…。
あいつは本当にいい曲を書くけど正直なところひとりじゃ絶対にやっていけないだろうなと思う。ひとりじゃ緊張してMCもできないし照明も暗くしてもらわないとできないやつなのだ。一緒にやるのは別に私じゃなくてもいいだろうけど。付き合いの深いドラマーは「あれは遠慮してるか拗ねてるだけだ、とりあえず一回無理にでも一緒にやるべき」との結論を出していたが、あーいう話し合いになってしまった今では私はなんだかやる気がなくなってしまった。あー。正直なところまさかふられるとは思わなかった。

そのあとドラマーと、これからどうしようか、ふたりで何かしようか、と話したけど、ふたりだけで何かはじめたら、シンガーはそれはそれで傷つくんだろうな…めんどくさいやつだな…。

あー。つかれた。なんか、わたし、この1カ月で3回くらいふられているような気がする。気のせい?気のせいか?


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